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笑甲斐

笑甲斐

杉原千畝の遺したもの。世界が認める偉人

12/23(祝日)に家内と講演会を拝聴しました。



 

第二次世界大戦中のリトアニアにおいて副領事
として勤務中、ナチスドイツの迫害から逃れよ
うとするユダヤ人にビザを発給し、約6000名の
尊い命を救った一人の外交官『杉原千畝』がい
ました。

『杉原千畝(すぎはら ちうね)』を二人の講師
が熱く語りました。

古江孝治氏(敦賀ムゼウム館長)と釈 正輪氏
(大阿闍梨)が杉原氏の偉業をお話なさいました。

ユダヤ人が亡命で寄港したのが敦賀港で神戸港
から他国に亡命。10000Kmもの命掛けの亡命者
の心境を労いと手助けした杉原氏の温情を古江
氏は涙混じりで語りました。


古江孝治氏(敦賀ムゼウム館長)の講演。

1000日苦行(3年間休まず連日)を達成した僧侶に与
えられる大阿闍梨(だいあじゃり)の釈氏は、今、
平和な豊かな社会の日本で毎年3万人を超える自殺
者が10年前から続いている事を憂慮。



釈 正輪氏(大阿闍梨)の講演。

毎日100名が自殺の現状。亡命した人の気持と照
らすと 鬱 との病気かも知れないが、余りにも
命を軽んじている社会を指摘。今こそ、杉原氏の
様な偉大な日本人が居たことを誇りとして他人を
思い遣る人達が増える事を願いたいと語りました。

何故 鬱に なるか。

全ての動物が持っている3大欲望(食・睡・性)に加えて、
人間だけが持っている4ッ目の欲望が災い。
『認証欲』・・・人から認められたいとの気持と現状の
ギャップがストレスの要因かも知れないと話された。

そうかも知れないですね。非情に勉強になりました。

今回の講演会は 上市町でおわら踊りの練習をして
いる風の会の会員仲間がNPO法人ニューグレープの
理事をなさっており案内を受けました。

氷見市の会場は自宅から車で80分掛かる場所でした。
興味半分、少し面倒が半分の気持で会場に到着。

でも拝聴出来て良かったです。釈僧侶は前日は岡山県
で講演、車で1メートルの積雪のある岐阜県ひるがお
高原を越えて自家用車で富山県入りなさったそうです。

僧侶は60数カ国、300回を超える海外旅行の経験者、
マザーテレサにお会いした話もなさいました。
会場の聴講者は200名程でした。それでも釈氏は
皆さん との必然の 縁 で講演を出来た事が嬉
しいと語られた。

主催者のNPO法人ニューグレープの出資を含めても
1人500円の入場料で支払われる謝礼は交通費程度
ではと察します。

『人の為に自分がどれだけの働き掛けを出来るか』
に喜びを自覚なさる講師のお話は有意義でした。

富山新聞に 古江氏 と 釈僧侶 の対談 のお写真が
掲載されていました。 借用しました。


やはり、出掛けると気付きがありますね。
冬は『猫は炬燵で丸くなる。』 
ですが、私は牛だから極力出掛ける事を心掛けたい
と思います。
               日々笑進 みき



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